最近、いくつかの店舗でレジ前に目が止まりました。
それは、マスクがずらりと並んだ売り場でした。
ちょうど季節の変わり目で、風邪やインフルエンザが流行りだす時期。体調管理に気をつけたいお客さまも多いですよね。
マスクは今や日常生活の“必需品”。だからこそ、「お得に買える」「まとめておこうかな」と感じてもらえる売り場づくりが大切なのかなと感じました。

まずは、気づいてもらうことから。
売り場を拝見すると、マスクが箱ごと積まれていて「お買い得感」や「売れている感」が自然に伝わるレイアウトでした。
この「たくさん並んでいる」という見せ方、実はとても効果的なんですよね。
「なんだろう?」とお客さまの目にとまり、“気づき”が“購入のきっかけ”に変わる瞬間ってありますよね。
お客さまの背中を、ほんのひと言で押す。
商品の存在に気づいてもらったあとは、「買ってみようかな」と思ってもらう一言の後押し。
こちらの売り場では「お買い物ついでにもう1点!」というPOPが添えられていました。
たったそのひと言が、“買う理由”を作ってくれるんですよね。
しかも、POPには明るい色づかいで“あたたかい雰囲気”が出ています。
「ついでに」「もう1点」――この言葉が、お客さまにとって無理のない買い方として響いているように感じました。

特別なことじゃなくても。
“目立つ場所に置く”“一言添える”――どちらも特別なことではないけれど、
お客さまの行動に大きな変化を生むきっかけになるかもしれませんよね。
ポイントなのは、気づいてもらう工夫。
そして、「ちょっと買ってみようかな」につながる一言を添えること。
その積み重ねが、お店の信頼やファンづくりにつながっていくのかもしれませんね。
編集後記
同じような“ついで買い”の工夫、ほかの売り場でもたくさん見かけます。
日々のちょっとした気づきが、お客さまの行動につながっていると思うと、なんだかうれしくなりますね。

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