「お買い得だけじゃない」売場の入口で伝わる、“お店の新しい魅力”

「お店には掘り出し物があると思うんですけど、
お客さまに気づいてもらうためには、どんな工夫をしたらいいですかね?」

そんな何気ない会話から、今回の“トライ”が始まりました。

お話を聞かせてくださったご担当者さんは、
「お買い得商品は、まず気づいてもらわないといけないので、お店の目立つ場所に置くようにしているんです」
と教えてくれました。

「…らしくないね!」が、うれしいギャップに

でも、そこで終わりません。

「実は、おしゃれな商品も、あえて目立つ場所に並べるようにしているんです」とのこと。

実際にマネキンに服を着せてディスプレイしていたところ、
お客さまからこんなひと言が。

「えっ、(店名)じゃないみたい!」

一瞬ドキッとするような言葉ですが、
ご担当者さんにとっては“気づき”にもなりました。

売り場の入口を“ステージ”に変える工夫

「うちのお店にも、いろんな年代の方に着てもらえる服がある。
それをもっと知ってほしい。」

そう感じたご担当者さんは、その後、
売場の入口やコーナーの前=“ステージ”になる場所 に、
手に取りたくなるようなコーディネートを意識的に並べるようにしたそうです。

「まずは足を止めてもらうことから。売り場に入ってもらわないと始まりませんから。」
と笑顔で話されていました。

お店に来るのがちょっと楽しみになる場所へ

最後に印象的だったのは、こんな想いです。

「だんなさまが、“ワークウェイへ行こうか”と言ったとき、
奥さんが“私はいいわ”ではなく“うん、行くわ!”と
喜んで一緒に来てもらえるようなお店にしたいんです。」

“お買い得”にくわえて、
「このお店、なんだかいいね」
と思ってもらえる売り場づくり。

その小さな工夫やチャレンジが、
お客さまとの距離を、またひとつ近づけているのではないでしょうか。

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