「これ、お店の方が勧めてくれてるんだな」が響くメッセージの秘密

「英語の先生が変わって、難しくなった」

ある日、中学生の娘が言っていたんです。
英語担当の先生が変わり、以前より難しくなったと。

たしかに先生の教え方の違いはあると思います。
その影響で理解しやすい、理解しにくい…の差も出るかもしれません。

ただ根っこの部分で言えば、学ぶ英語自体は変わっていないはず。
ポイントなのは、伝える(先生)側によって、受け取る(生徒)側の印象も変わってくるという点です。

今どき、このお値段では、なかなか買えませんよね(笑)

「誰がお勧めしてくれているのか?」

お客さまは、商品をお勧めしてくれる人の存在感を意識しています。
顔なじみや親しみのある店員さんの話には、耳を傾けやすいように、お客さまとの距離感が近いお店では、この傾向は強いです。

これはPOPや接客でも同じことが言えて。

よく行く八百屋の大将のおっちゃんが、「今日のトマトは甘くて、おすすめだよ」って言われたら、つい信頼して買ってみたくなる。(…そんなことないですか?)

要は、どこの誰が書いたのか分からないメッセージより、「このPOPは、お店の方が書いているんだな」と感じられることで、信頼してくださるお客さまは多くなる。

「これは、ここのお店の店員さんがお勧めしてくれているんだな」
書き手(あなた)の存在感が伝わるほど、相手には響きやすくなるメッセージになりますよ、という話でした。

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