
「ちょっとした勘違い」で起こるすれ違いって、意外とありますよね。
売り場でお客さまと接する場合でもそう。
たとえば、ヤッケとカッパの違い。
どちらも雨の日に羽織るイメージがあるため、カッパを探しているお客さまが、撥水加工のヤッケを「雨具」として選ばれるケースも多いのではないでしょうか。
ただ、ヤッケは“撥水”加工があっても、多くの商品は“防水”ではありませんよね。
「雨がしみてきた!」「思っていたのと違う…」そんなクレームにつながるのは、誰しも避けたいところ。
そこで、あるご担当者さんがされている、ちょっとした工夫。

それは、カッパの商品を見ていたお客さまが、ヤッケ売り場を見始めたときに、「カッパをお探しですか?ヤッケをお探しですか?」と一言たずねること。
その一声で、用途のズレに気づいてもらえたり、誤解を未然に防ぐことができるそうです。
カッパとヤッケの売り場は隣り合わせ。だからこそ、起こりやすいすれ違いに、ちゃんと気を配られている——まさに“現場ならでは”の気づきと工夫じゃないでしょうか。
お客さまの気持ちや動きにアンテナを立てて、行動されている。ステキなお話だなーと感じました。
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